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別れたその後

 投稿者:八十雲時臣  投稿日:2014年 8月 7日(木)18時55分36秒
  黒羽さんの遺体は島を出る前治安部隊たちに捕られちゃった。っていう言い方は変だけど。
僕は彼らについていってお墓に入るまでちゃんと見届けていた。


それからというもの。

僕は自然と冒険者というのを辞めていた。
理由は特にない。
ただ時々思う。

あの時彼の制止を振り払って監獄攻略を進んでいたらどうなってたんだろう。

あの時一緒になった女冒険者と協力できたのかどうかすらあやうい。
変な感情で犠牲とかそういうの嫌だし。

別れて、離れて、正解なのかも。


なんて言ったら怒られちゃうのかな?
 
 

要請後/監獄の外

 投稿者:黒羽  投稿日:2014年 5月14日(水)10時03分11秒
編集済
  …………あぁ……そうだった……忘れていた………。
(横たわる身体からぽろりと落ちた鍵束――そうこれは監獄内部のマスターキー。状況が状況で誰にも渡せることなく脱出をしてしまったのだ。
先の通信で近くまで来ていた要請隊員は無事に二人を助け出してくれたらしい。流石の邦樹も重症にて立ち上がることが出来なかったので病院にそのまま搬送されることとなった)

戻る意思があるかどうか、か……ふふ…誰かの為に自分の命を捧げる人生も悪くはないな。
……愛(まな)……愛良(あいら)……君たちと過ごした日々はとても――



            ―――有意義だった、よ。
 

要請/ガルディス島監獄3階

 投稿者:邦樹/黒羽/飛禾  投稿日:2014年 4月17日(木)21時03分44秒
  邦樹:
………ぐっ、う、
今のは……シャーリィは……?

黒羽:
(一応呼吸はしているが発言できない)

邦樹:
黒羽、お前無事、なのか……?
………飛禾、そうだ、ひ……。

飛禾:
ううう……

(現在の三人の状態。重傷、2名。軽傷、1名。無事は無事だがこのままでは危険なことくらい一人一人わかっている)

飛禾:
……! ぼ、ボスっ!!

邦樹:
無事で良かった……、すぐに此処を出てあいつらに顔見せてやれ……。

黒羽:
通信機だ、電波が滞っていても外の連中と簡単に連絡がとれる…、私達は動けない、君にしか、できない。
君は私はともかく……邦樹君の命を預かってるといっても過言では……っ。

飛禾:
で、でも……!

邦樹:
悪いが俺らは一歩も動けない……お前だけが……たの、む……


(飛禾は通信機を受け取るとその場で電波を受信。待機していた治安部隊と通信し、救助要請を伝えた)
 

???

 投稿者:???  投稿日:2014年 2月 3日(月)16時01分30秒
  「お待ちしておりました御主様。」

暗闇。
どこまでも続いていく暗闇の中で御主と呼ばれた人物が二列で展開しているボロ布切れを頭被った宗教的信者の間をゆっくりと歩を進めて歩いていく。


「全て計画通りで進んでいます。」

最前列の信者が一歩前にでてそっと耳打ちする。

「あとは御主様の言葉で全てが闇に葬り去られるでしょう。」

刻一刻と迫る時間を気にしながら暗闇を歩き続けていると暗闇は晴れそこに広がった空間は宇宙そのもの。


『反乱分子はいるようだが計画は止めず実行する。……絶望の中ではどんな人間も生きて帰れはしないのだからな。』

信者たちは一斉に宇宙の影に吸いこまれる様にして姿を消した。
 

牢獄の中で

 投稿者:リュート  投稿日:2013年12月 4日(水)20時36分53秒
  別れた洞窟の奥で罠に遭い結局捕まってしまった僕は、目を覚ますと十字に連なる鉄の棒を視界に捉える。

ここは牢獄か。

そうか、僕は捕まってしまったんだ。余り記憶にないがここにいるという事はそういうことなんだろう。


ゆっくり体を起こしてみるがあちこちが痛くて立ち上がるのもやっとだ。


周囲を見てみるが辺りはしんと静まり返っていて何の音も聞こえない。
外からの声や音も厚い壁によって遮られているようで意味はないようだ。


今頃みんなはどうしているだろう。
というか既に忘れ去られてしまってるんじゃ、と切なく思うのは勝手かな。


旦那さんはどうやらこの階には居なさそうだ。
上か下か、どの道僕はここから出ることを目標にしないと。


このまま忘れられるのだけは嫌だからね。
 

最後の咆哮/ガルディス島 カイダン監獄 屋上

 投稿者:グリフォニアス  投稿日:2013年 7月17日(水)12時11分27秒
  光の柱が閉じられた。屋上に残っているのは私――グリフォニアスとヴィオレットのみ。

暗く、重く、憎悪に満ち満ちたこの空間は、空気でさえも失うほど息ができない。

冒険者たちは運良く何処かへ転移することができただろうか。

険しい道だが、きっとやり遂げてくれると信じている。


主人……

あなたとはこれで、お別れやもしれぬな。


ヴィオレット:
翼の折れたあなたが……しんがりを務めるなんてどういう了見かしら。それとも……あなたの首でも落として彼らにでも贈ってあげる方がいいのかしら?

グリフォニアス:
フン、小娘風情が何をほざく……!
我は崇高なるグリフォン族の長、グリフォニアス。貴様と相打とうとも、この魂、潰されてなるものか!!

ヴィオレット:
分からないわ。元々魔物とそう違わないあなたが冒険の手伝いをするなんて。
逆に言えばあなたは私側なのよ、一度人間に飼育されると身も心も穢れてしまうのね。

グリフォニアス:
我を愚弄するか黒き女よ、我に楯突いた事を後悔するがよい!!


(グリフォンの巨体は華奢なヴィオを簡単に突き飛ばす事など可能である。だがこれでもヴィオは避けることなく攻撃を受けた。影で避けることなど可能なはずなのに、“わざと”受けたのである。しかし臆することなくヴィオの体からまるで腕のように伸びる影は、九尾の尾のように背中から漂い、一瞬にしてグリフォンの巨体に絡まり、握り潰していた)

ヴィオレット:
………これは幻ではない、私と出会ったこと……一生後悔するといい。


(ミシミシと骨が内部で軋む音が聞こえる。苦しみ悶えるグリフォンだが、超音波でもって影の縛りを緩くしようとする。だがヴィオから伸びる影は増え続け、あっという間にグリフォンは影の塊のようになってしまった)

ヴィオレット:
………ほら、もう終わり?

グリフォニアス:
……………。


(声すら出なくなってしまったグリフォンは、ついに絶えた)


ヴィオ:
あはっ、……あははは、アハハハハハハハハハハ!!!!!

(笑い声がこだまするなか、笑い声と共にグチャッと不気味な効果音。影から解放されたグリフォンは、影から滴る血のみ。肉や骨や毛は一切ここには残らなかった)


ヴィオレット:
ハハハハハハ!!! アハッ、あー……おかしいわ。
命は私には無意味無価値。所詮…玩具でしかないの! どこに逃げても無駄よビレッジ、私が壊す、殺す、壊す、壊す、壊す、殺してやる―――あぐ……うぁ……!?

(狂気の塊ともいえるヴィオは高々と笑い飛ばす。しかしグリフォニアスの鋭利な爪が、いつの間にかヴィオの心臓に突き刺さっていた。これは幻ではなく、ヴィオの胸から口から血が流れ出す。余りの出来事に半ば放心状態となった)

ヴィオレット:
うふふ、ふふ……いやだぁ、どうして私がこんな目にあわないといけないの……?

(ゆっくりと自らの足元に蠢く影に飲みこまれながら屋上から姿を消していく)


―――、いたいよ……おにいちゃん………。
 

ガルディス島/カイダン監獄1F→2F

 投稿者:NPC  投稿日:2013年 6月25日(火)18時22分26秒
編集済
  ようやく2Fまで辿り着いたが先客がいたようだ。

リュート:
あなたは……っ!

???:
お久しぶり、ね…白い鷹のリューグス・トライエア。

リュート:
あ、あぁぁあ……。
……ヴィオレット・イェーガー……!

ヴィオレット:
もうすぐここはまた戦場になるわ、あなたは何故ここにきたの?
あなたの実力では……足手纏いは必須。

リュート:
ステイ先輩が来てる筈なんだ、僕は……止めなければならない!

ヴィオレット:
・・・・・・。


その時リュートの視界を奪う“何か”が現れ、あっという間に動きを束縛されてしまう。
口周りも塞がれ発言を縛られた。


ヴィオレット:
遅いじゃない……でも仕方ないわよね。………あら?


ビレッジ:
ヴィオレット!!
これまでのあんたの悪行、俺はどれだけ我慢して、この拳に全てを詰めてきたか……。
ようやく……スレイの仇が討てるっ!

ヴィオレット:
……それは無理よ。

ビレッジ:
無理じゃない、ようやく……追い詰めたんだ、ここで俺があんたを倒して…やっと……

ヴィオレット:
「やっと、復讐が終わる?」
――馬鹿馬鹿しいわね。そんな事で終わると思ったら大間違いなのよ。

リュート:
(この二人は戦わせてはいけない……!)ンンッ!!!


縛られたリュートは動けないその身体でヴィオレットにタックルを。

少しよろめいたヴィオから憎しみ、恨みと言ったオーラがそのままリュートを包み込んでいく。


ビレッジ:
やめろ! そいつは関係ないっ、標的は俺の筈だ!!

ヴィオレット:
……ダマレ……コロス……オマエ、コロス……。


赤みを帯びた瞳はリュートを睨み見据える。
瞳に吸いこまれたリュートは足元から吹き出した炎によって丸焼きにされる。

口が塞がれているので悲鳴すらあげられない。
しかしビレッジの見る目は違う。ビレッジは分かっていた、これは…“幻覚”だと。


ビレッジ:
ヴィオレット!!!!
(ぐっと腕を引き締めて駆け出す。そして拳を彼女に突き出した瞬間、一瞬にして光景が屋上へと転化したのだ)
な―――!? 一体どうなって……。


ヴィオレット:
…………全員、私の本当の力で……死ねばいいのよっ!!!!!



ヴィオレット自身から放たれた負のオーラは屋上全体を包み込み、リュート、ビレッジをものみ込んで行った。

暫くしてオーラの力は弱まり、リュートは完全に沈黙。

だがビレッジは―――




ビレッジ:
っ、ぐ……う……、ヴィオ、……レ……。

ヴィオレット:
しつこい男は嫌われるわ。
……本当はもう立っているのも辛いのに、そうまでして私を破滅に追い込みたいのね。

でもあなた本当は分かっているんでしょ?
私を倒しても復讐は終わらないこと。


ビレッジ:
――――っ!
お前が決めるな、決めるのは俺なんだ。お前のせいで…スレイが…!! それは変わらない事実じゃないか、。

ヴィオレット:
………。


ヴィオがスッと取り出したのは真っ赤なリボン。

屋上に吹きすさぶ風の流れと共にリボンは遠くへと流されてしまった。


ビレッジ:
あのリボンは……まさか……。


風に流されたリボンは当時スレイが身に付けていたもの、ビレッジがスレイにあげたものに類似していた。
 

ガルディス島/カイダン監獄4F

 投稿者:ビーズリリィ・ビレッジ  投稿日:2013年 6月21日(金)11時08分17秒
  「はあっ、…はあっ、はっ……!」


『いたぞ! こっちだ!!』
『もっと多く手配しろ……うがっ!?』


「俺は…此処に居ちゃいけないんだ!」

ガルディス島カイダン監獄。

島にいつから建てられたか不明だが元々要塞が設置していた。
要塞を監獄にするという発想は誰が考えたのか、それすらも謎である。

ただこの監獄。一度収容されてしまえば脱出するのは非常に困難であるがゆえに、今まで誰一人として島から脱出を図った者はいない。

―――ある事件の冒険者以外。


その監獄が今騒がれていた。

脱走者、囚人ナンバー666698

――ビーズリリィ・ビレッジ。


何故彼が監獄の扉を開き脱出をしたのか。


「……覇ッ!」

気功弾を一度放てば軽く8mは吹っ飛ぶ。体重が軽い者はそれ以上だ。
しかし抜け出したはいいが、下に降りるより上に昇った理由。


「この紙に書いてあるのが“真実”なら、ここは“賭け”だ。」


現在地4F。
この後5F、そして屋上へ向かう。

途中力尽きればそれこそ今度こそ命は無いだろう。
外の事は何も分からないが自分にできることはやるつもりだ。


「俺は……立ち止まっていられないんだ…っ!」


目の前に立ちはだかる看守たちの群れ。


一人一人倒し、横たわる看守たちを横目に屋上へと加速する。
 

離れ離れの果てに

 投稿者:???  投稿日:2013年 5月16日(木)11時56分5秒
  捕われ、閉じ込められてからどのくらい経ったのか。世間では日常生活がいつもと変わらず続いているんだろうなぁ、なんて思えるようになったのは捕われてからずっとだ。

光が射さない分、牢前で右往左往する見張りの足音がやけに響いている。

「はぁ…皆さんどうしてるんでしょう。私が居なくなって寂しがってますよね。」

溜息は何度吐いたか分からない。

すると遠くの方で声が聞こえてくる。
それも聞き覚えもさながら、良く聞く声だ。

「え、嘘!? ちょ…。」

牢前の見張りに対して乱暴にも撃退した人影、見間違うはずはない。


「……っ、ちょっと離れてろ。鍵ぶっ壊す!」

ライフルを構えた人物は指示を出すなり発砲。鍵は粉々となり地に崩れ落ちる。
牢を開くと差し伸べられた手に、がしっと掴み返す。

「邦ちゃん、どうしてここに…?」

「説明は後だ。赤羽は…居ないみたいだな、すぐに脱出するぞ。俺の後について来い。」

たくましい背中に安心感を覚えたのも束の間。
すぐに治安部隊が包囲する。

「私もフライパン片手に応戦できたらいいんですけど……ありとあらゆる物を撤去されてしまって、生身一つで囮にでもなりましょうか?」

「ふざけたこと言ってると撃ち殺す。…だがそうも言ってられないからこれでも使え。」

ひょいと手渡されたのは短銃だ。

「ちょおおお! 私一般人!! 使ったらお咎め受けちゃう!!!」

「……元狙撃者、期待してっぞ。」

「……ひぃぃぃぃ。」


弟に此処まで言われて引き下がる程落ちぶれてはいない。
とはいえかなりのブランクがあるのは事実だし、短銃なんてもっての他。

ライフルよりは扱いやすい銃器だが下手に撃つのは流石にマズイ。

「あぁもう、すみません! 私撃ちます、撃ちますとも!!」

狙いを定めて一発。
殺しはしない、ただ武器を落とさせて拾う前にもう一発撃ち牽制する。
スピードを要求させるが牽制すれば敵わないと知って反抗しなくなる。

それが狙いだったが、当の弟を見れば――

完全にノックアウトさせていた。

これが性格の違いなのかどうか分からない。ただ弟も完全に殺してはいないらしい。
少しは成長したのかな。


「片付いたか… 結構やるじゃないか。」

「はぁはぁ、ふうふう…。もう懲り懲りです…。」

ひらけた場所に出ると待ち構えていたのは“      ”。


「やっばいっすよ邦ちゃん! 彼ら最近この辺の土地を押えて我が物顔で歩いている……え…!?」

一瞬何が通ったのか分からなかった。
弟の方に視線を向けた時に、目の前で起こったことを意識的に理解するまで数秒とかからなかった。

「――っ、“不可視の牙”……ぐ、っ……。」

「邦ちゃん! しっかり、……傷が…深い? 違う…これはさっきのイザコザで怪我した傷じゃない…あなたもしかして手負いのまま私を助けに来たんですか!?」


『……また会ったら四肢を切り落とす。自ら死地に赴いてくれるとは。ここまで来たら本当に大馬鹿者としかいい様がないですね、……ま、実際ここであなたはゲームオーバーですが。』

「“不可視の牙”…俺はてめーにやられるほど弱くねーんだよっ!」

どうやら何度か交戦している相手のようだ。

だがここは兄として一つガツンと言うべきなんだろうか。
そう考える前に弟の前に出ていた。


「あーすみません。何度かウチの弟がお世話になってるみたいで…。あの…今回は私の顔に免じて弟を見逃すっていうのは……。」

この一言が啖呵を切ったらしい。

一瞬頭の中が真っ白になった。息も出来ない程に時が止まってしまったんじゃないかと。

「……!!」

弟が呼んでいる。
けど、あれ?
私、どうなったんですか?

視界が真っ暗になって。


その場に倒れてしまった。


「馬鹿兄! …………何で……どうして……。」


放心状態になる邦樹の目の前にいたのは、


「……お久しぶりです。いいえ、俺はもうあなたに従いません。旦那さんは丁寧に俺達が…悪いようにはしません、あなたは一刻も早く中央に戻ったらいいと思います。」

「…どうしてなんだ、どうして…探してたのに、全員で…どうして、何があったんだ!!」

目の前に居たのはすっかり様変わりしてしまった“仲間”の姿――


そう、RSの飛禾だった。


「…飛禾、嘘だろ。何でお前が…“バルビュート”の一員になってるんだよ…。戻って来い、お前が居る場所はそんな殺戮集団じゃない!」

「………IF。挨拶は済んだ。後は好きにしてくれ。」

「飛禾!!!」


一瞬こちらを見据えた飛禾だったが直ぐに背を向けてしまった。
馬鹿兄を背中に担ぐとそのまま消えてしまいそうなところで。

『……私でいいんですかトドメは。あなたがした方がより好感が上がりますよ。なんてったって“元上司”なんですから。』

IFはその身に切り裂く風を纏うと、飛禾の代わりに旦那を背負いあっという間に姿を消してしまう。


「、余計なお世話だIF。…だが礼は言わせて貰う。良い機会だ、……ボス…いえ、邦樹さん。済みませんが俺、もう戻れないんです。……他の仲間にも宜しく伝えて下さい。」

「ふざけるな! ここまで来てようやく会えたんだ、一体何があったか説明してもらう為にもお前は連れ帰る。梓衣だって…ずっと探してくれてたんだ。」

「大人しく帰ると思ってますか? 俺はもう…あなたの仲間ではないんです。…俺はあなたと一緒に行けません。それに…もう呼ばないでくれません、その名前。それに…目障りなんです、口閉じて下さい、―――死んで下さい。」


ロングオーバーボウガンが放った一矢は叫び続けた邦樹の身体に深々と突き刺さる。


「――俺は“バルビュートの影突”。もう一生会うことはないでしょう、安らかに。」

身を翻してその場を去る飛禾。

その背中に手を伸ばし続けた邦樹だったがやがて力なく背中から倒れるとぼやけた視界に涙を微かに浮かべて意識を手放した。
 

動き出した者たち

 投稿者:???  投稿日:2013年 3月12日(火)15時01分37秒
  時は来た――

此処に宣言する。

我々は治安とも、他冒険者とも違う。

我々が統べての支配者。

我々が大陸を統べる者。

そう、我々は宣言する。


ガルディスではない、我々は―――“      ”!!




一方その頃囚われの身となっている白水幸こと、旦那。

“生かされているだけの状態”でどのくらい此処に居るか分からなくなってきた。
だがどうやら自分は冒険者たちの餌になるらしい。
つまり、誘い出すための罠があるということだ。
誰がこんなことを思いついたのかある程度予測できる。

それよりも。
自分が居なくて客が出入りしていないかが心配で堪らない。
特に不在の立て看板も用意しないまま、突然目の前が真っ暗になったかと思えば気絶。
後頭部を叩かれたのだろう。気付くまで相当時間が掛かった。

あぁ、本当にお店が心配。




そして一方その頃。



「……待ってろ、すぐ助ける。」


一人。
誰を助けに行くのか。
しかし目に映るもの、心に誓うものは全て本物の証に満ちていた。




そして白い鷹。

アシェアと別れアジトに戻りすぐに出発したリュート。
今の心境は一段と真剣さを帯びていた。

クラーンの死。
シィナの行方。
クランブルの帰還。

どれもこれも山積み。

神風も今何処にいるのやら。
だが彼らには別件を任せていた。
今となってはリュート自身、思いも寄らぬことになっているとは何も知らないが。

リュートは小走りしていた。
目的地は――。




そして一方別口。

鋼のウォルフ。
現在隣の大陸コーズウェルに赴いていた。
理由は多々あるのだが、どうしても会っておかなければならない人物のために。


異なる理由。
同じ理由。
目的のために動き出した者たち。

今後の行方は集結されたその時から始まる―
 

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