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抱かれていたい

 投稿者:宵闇  投稿日:2003年 3月14日(金)22時33分33秒
  私には

貴男が必要

なぜなら

貴男のぬくもりを知ってしまったから

そう

貴男が誰よりも温かいことを知ってしまったから

もう

私を離さないでください

何も言わずに只抱きしめてください

貴男の心のぬくもりを感じていたい

私は風

つなぎ止める場所を無くしたら

きっと私は貴男の前から消えてしまう

夏の熱き吐息も

冬の冷たい体も

貴男が全部奪って欲しい

貴男に縛られていたい

私は風

つなぎ止めないともう貴男には会うこともない

・・・・さようなら
 


永遠の媚薬

 投稿者:mike  投稿日:2003年 3月19日(水)03時52分54秒
   世の中に人類だけが争い絶えなくて
 悲しすぎる 虚しいと涙を落していたけれど
 泣き疲れました
 個人の切望などどこにも届かず
 ゲームのように戦争をしかける醜い人達 
 安らぎはどこにある どこにある

 迷路に嵌ったことに気づかなくて
 確かにそこに触れるとガラスの感触
 吐息も聞こえるのに曇って見えない

 白いわたしは澱むことができないから
 消却できない重圧に負けそうな時 
 眩暈を起こし 立っていられなくなる

 わたしはあなたを感じていたい
 こんなに揺らぎが続いていると
 耳が 時々おかしくなって
 あなたの声さえ擦れて聞こえなくなりそうよ

 あなたはわたしを感じ
 わたしはあなたを感じていたい
 毎日あなたの独白を読み返し 
 息をベールで覆いながら
 矢を放った先を見極めるから

 あぁ もう耐えられなくなったわ
 冷えきった手を握りしめてくれるあなた
 どれほど このみが火照ったことでしょう!

 いつもいるのよ あなたが
 朝も夜も 心の真中にあなたがいる 
 もう ラビリンスから抜け出せなくてもいい
 あなたがいつも温めてくれるなら  

 どうぞわたしを守ってください 
 わたしを明るく照らしてください
 差し延べられた手を取り 飲み干します
 前より一層強力な 永遠という媚薬を
 
   
 
 
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主要5科目に足りない教科

 投稿者:らび  投稿日:2003年 3月 6日(木)00時05分46秒
  立体的で現実的で
役にたつ勉強をしよう

真っ白な紙を黒く埋める勉強よりも
空っぽな頭に中身をつめる勉強をしよう

君のための勉強をしよう
計算も文章力もいらないだろう

『生』という名の教科に教科書なし
道を歩くだけで気づけるだろう

地球に足をつけて語れ

命の尊さ
かけがえのないもの

平和

戦争
犯罪

地球の呼吸を感じて眠れ
 
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路傍

 投稿者:志摩雪貴  投稿日:2003年 3月 3日(月)20時43分7秒
  たっていると、
ひとのかおばかりをみなければならず
すわりこむと、
わたしはくつしかみなくなった
けれど、
はらのそこからしぼりだしたおとを
それはこえか、とみとめてくれる、ひと、を
きてきの、むこうがわでさがしていたのか

私が私である道理は無く、
私が壊れる心配も無いなら
其の声はきっとオクターブに届くだろう
背を伸ばした、其の先
線路の向こう側は見えていたのだから
 

マー・マレイド

 投稿者:志摩雪貴  投稿日:2003年 3月 3日(月)20時37分35秒
 
 手をたらうと、錫の転がるような、声で
 優しげに滲んだ街灯に影を濃くする街路樹
 端々を塗りたくったジャムのようなひかり

 目を閉じて目を閉じて
 痛くない痛くないよ
 私の姿が、消えたら
 私の為にせめて一言の

 愛しいひとの輪郭を  
               遥 か に
 愛しすぎたひとの鼓動を 
               彼方 に、棄 て て き た、想い を、此処 に


  冷たい壁に塗りたくられたマー・マレイド
  酸味に腐敗した空気を低気圧に乗せて
 

死に欠け

 投稿者:志摩雪貴  投稿日:2003年 3月 3日(月)20時35分21秒
 
  波際に、鴎の屍  骸

  

  雨yw三鴬hy@h@h@ン@んh?
  のェr@hy@kン@KンK@ンヒ湯江ヲ予と通!!g
  私と繊維が、絡まって、街角から、光源から
  飛沫を帯びてね、放たれてゆく
  意味と言葉の密接で不可解な関係を真っ直ぐに寸断して、脆い歯
  兵器的に私の中を切り開いてゆく優しいメスは
  ナイロンに、錆びつくの35J(女於(J(於J(J(「「「「「「「「「「夢を」



     愛しくて愛しくて愛しくて高潔な、欲情的にてらてら光る柘榴の 実
     を、彷彿とさせる、なにかが・・・・・・

 壊
 れ
 る


        何処から、何処までが、砂か、枠が

        水際を越えて、膿を、吐く、声よ

        隙の ない 「   」 に溺れて  穏やかな  褥に 敷き詰めた はね

        敷き 詰 め    た     は    。






  波際に、鳩の   屍骸。
  拾い集めた狂おしい羽は、

     
        けれど血の気を帯びた、哀しい肉

 
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薄氷

 投稿者:mike  投稿日:2003年 2月25日(火)19時09分49秒
  眼鏡を逆さにして 
時の狭間にジャンプしたら
薄氷を踏んでしまった
つめたい皮膚

車庫から出られずに
汗をかいていたら
一人の紳士が代わってくれた
運がいい 

雨が降りそうで降らない
空までわたしに似ている

心の中身を確認したら 
笑っているあなたが居た 
 
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うそこい

 投稿者:うみ  投稿日:2003年 2月23日(日)09時01分35秒
  寂しさから得体のしれない恋愛は始まった
気持ちのいい二週間は過ぎ
愛されるのはこういうことなんだと
快楽へ落ちる階段は嘘のように急で

上手なセックスも教えてもらった
喜ばせる会話だって見つけ出せた
もう完璧だと思うしかない存在だったのに

痛い痛いと体が悲しみ始める
しゃべることがとても苦しい
大声で泣きたいくらい歩くことも面倒
現実との隙間は開き昇れない階段が現れる

不思議な満足感で埋められた気持ちは
だれの愛も含まないまま徘徊し始めてしまった

欲しかったのはたかがつまらない愛だったのに
なくした物は果てしなくきれいなものだった

自分を変えるためだと
大きく開けすぎた扉から入ってきた毒蜂は
挑発し目の前を飛びまわる
お気に入りの絨毯で背中をチクリザラリ
温もりなんて貰えないことにやっと気づいた

ただの屍にはなりたくない
命があればこの迷いは消えるはず
まだ大切にしてもらえるだろうか

ずる賢い求めかたしかできなかったのは
誰のためでもなく自分だけのためだったこと
ずっとまえから知っていたのに


ネェアナタ モット ヤミニセマルシハ カケナイノ?
ドウシテ ナナイロニヒカルシガ カケナイノ?

 
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培養不純結晶

 投稿者:志摩雪貴  投稿日:2003年 2月17日(月)17時44分30秒
  くらくて、あかいところ
あたたかくて、ぬめる、それはきたないきたない?

茎から蕾へ
フラスコからビーカーへ
ふたつの細胞は百兆の個体へ

こんなものを持って生れてきたのは
少し残念で、悦に浸れてしまえます
依存性の高い、麻薬は、私の中から
私を愛撫する指先へと感染、汚染、秘密のことを繰り返す、其れだけで、善いから

白い粉の降った街では
シャム双生児が多いそうです
「腰はね、ひとつなの、でも其れじゃ困るでしょ?
 だから切り離すか、二人でひとつを分け合うことを誓わなくちゃいけなくて
 誰かが書き記したバイブルには、確かそんな記述はなかったのに」

アルベナとアザベル
アルベナちゃんは妄りな空想を掻き立てる、如何にも残酷な性を
アザベルちゃんは永遠を其の手に、聖域へ留まっている、奇麗なまま

カプセルの中には、今まさに生れ落ちようとする、ひとり

種から実へ
快楽から、破水までは、別もの
意味の無い弄りあいは其れでも無駄か
だってアルベナちゃんは消えてしまった
からだひとつ、熟れたからだひとつ、攫って
だから私はカプセルを割ってしまおうと思った

どうしようもない衝動が、誰の熱にも潜んで
パパの愛を、私の管が拒否する
シャム、名前の無い、肺を満たすだけの性のにおい
有害な毒に浸ったママのお腹から、這い出た、ひとつの腰に
鼻に皺を寄せて、メスを入れているのは、私だ
 
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蒼い雨

 投稿者:みかり  投稿日:2003年 2月16日(日)16時11分59秒
  太陽は死んで 雨が降り出した

星の巡り合わせは時として 悲劇を呼び捲し立て
大きな音を立てて 崩れ去っていく
始まりは音無く 終わりはきっとないのだろう

とぐろを巻く 得体の知れない 闇に 人々は怯え
「安心」というものを得るためだけにでも
罪を犯して 儚くも 堕落してしまう

そうして 生き長らえた命

神様、あなたのことを想うと
分らなくなることが多いのです

ある日 祭司様はおっしゃられた
「愛された記憶の無いものは
愛しているふりをするものだと…
そうすれば 少しばかりの幸せを
感じることができるからなのだ」と

そして続けてこうもおっしゃられた
「それが 神様が与えられた 罰なのだ」

愛するすべ 何処にありますか…?
私 いま 報いを受けています
誰よりも 強く愛されたいと望む 私
私 いま 報いを受けています

 
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